RECWETシンポジウム

「水道給配水系における細菌管理の課題と最新の動向」

現在、我が国の水道水における細菌管理は、水質基準である「一般細菌」と「大腸菌」に加え、水質管理目標設定項目である「従属栄養細菌」が用いられている。このうち、一般細菌と従属栄養細菌は、水道水中の細菌数を反映する指標とされているが、リスク因子との関連が必ずしも明瞭でない点や、培養に時間を要する点などが課題として指摘されている。また、人口減少の進行によって水道水の滞留が起こりやすくなると、残留塩素が消失しやすくなり、細菌再増殖のリスクが潜在的に上昇することも懸念される。こうした問題意識を踏まえ、本ワークショップでは水道給配水系における細菌管理の課題や最新の動向を共有することを目的とする。

主 催 東京大学大学院工学系研究科附属 水環境制御研究センター
期 日 2017年11月9日(木)13:30-17:00
場 所 東京大学本郷キャンパス工学部14号館141号室(東京都文京区本郷7-3-1)
プログラム
13:30-13:35    趣旨説明 (東京大学 春日郁朗)
13:35-14:05    非培養法を活用した迅速かつ網羅的な水道水中の細菌管理 東京大学 春日郁朗
14:05-14:35    給配水システムにおける微生物再増殖 -レジオネラを例として- 麻布大学 大河内由美子
14:35-15:05    従属栄養細菌数の活用、途中配管や末端蛇口の汚染実態  国立感染症研究所 泉山信司
15:05-15:15    休憩
15:15-15:45    水道水・医療用水中のエンドトキシンの存在状況 国立保健医療科学院 島﨑大
15:45-16:00   東京都水道局
16:00-16:15    神奈川県企業庁
16:15-16:30    発表者調整中
16:30-17:00    総合討論

  • 参加申込み方法 氏名、所属を明記の上、11月3日(金)までに下記のサイトからお申し込みください。お申込みいただくと、ご記入いただいたメールアドレスに記載内容のコピーが送られます。また、参加証などは発行いたしませんので直接会場までお越しください。

 申込サイト(Googleフォーム): https://goo.gl/forms/x0vlWw0f9aq0NsfL2

なお、Googleフォームへのアクセスが制限されている環境の場合、お名前、ご所属、電子メールを明記の上、下記の本ワークショップ問合わせ先まで別途お申し込みください。

  • 参加費 無料
  • お問合わせ先

  東京大学大学院工学系研究科 准教授 春日郁朗
  E-mail: kasuga@env.t.u-tokyo.ac.jp, 電話:03-5841- 6263