センター概要

パンフレット
(2024年5月版)
年報2021-2022年度版

本水環境工学研究センターは、2000年4月に「水環境制御研究センター」として設立以来、持続可能な水環境の実現という社会的課題に応えるため、微生物生態学などの基礎科学と水処理工学などの実学の融合・連携に基づく様々なアプローチで先端的水環境制御技術の開発研究を進めてきました。
2019年7月に、より幅広い分野の学内の水関連研究者との連携による研究教育推進体制の強化・拡充のため、水質制御技術・素材 部門、水システム管理 部門、国際水環境 部門の3部門体制となり、現センターへと改組いたしました。化学生命工学や社会基盤学を背景に持つ研究者との連携により、分野を超えた研究、教育活動を推進してきており、またアジアを中心に水分野の国際協力、人材育成、国際会議の開催などの活動も展開してきています。
また、2024年3月に設置された国際下水疫学 講座では、産学連携による開発技術の社会実装を目指して活動を進めております。
水環境工学研究の研究ハブを目指して、各種シンポジウムなどの開催をより活発に進めてまいります。是非お立ち寄りください。

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2024/11/02
[研究業績] 水道耐震化で共同通信社に取材協力(滝沢教授)

滝沢智教授(国際水環境部門)が共同通信社の取材を受け、その記事をほぼすべての地方各誌に掲載いただきました。特に、京都新聞では「経営努力 限界を迎えている」の見出しで「東大大学院の滝沢智教授(水道行政)の話」として紙面が割かれました。

京都新聞「能登地震受け国が緊急点検 災害拠点 水道耐震化15%」
神奈川新聞「能登半島地震10ヵ月 災害拠点 水道耐震化15%」ほか多数
2024/10/25
[研究業績] 10月の招待講演(滝沢教授)

滝沢智教授(国際水環境部門)が10月に行った招待講演

令和6年度水道大学基礎講座(PDF)(全国簡易水道協議会主催)にて、これからの水道システムの在り方について講演しました。(10月25日, 都内)
● 岩手県盛岡市水道創設90周年記念講演会にて、「水道の地震対策と脱炭素」に関する講演を実施しました。(10月4日, 盛岡市)
2024/10/23
[イベント] 第14回 東南アジア水環境国際シンポジウムSEAWE-14更新情報 想定を上回る166件の発表応募があり、急遽プログラム委員を増員してアブストラクト査読を行いました。3会場で約110件の口頭発表と、約50件のフラッシュトーク枠を設けるプログラム構成になりました。また、民間財団からの会議開催助成も活用し、中・低所得国からの若手研究者の発表17件を選定し、参加旅費の支援を実施すべく、助成対象者への案内を行っております。
クアラルンプールのマラヤ大学側では基調講演者や会場との調整、テクニカルツアーの計画が進んでおり、東大側では助成対象者との調整や発表登録、参加登録の受け付けに大忙しです。ぜひ、奮ってご参加ください。
https://www.recwet.t.u-tokyo.ac.jp/asian_water2024/
2024/10/23
[イベント] センターメンバーが関与する主な学会・会議の情報

水環境工学研究センターの教員が運営に関わったり準備中の学会・会議は以下のとおりです。

■ 水インフラ更新小委員会 シンポジウム2024(10/30@Zoom)
 滝沢智教授3 がDB・DBO・DBMによる水道事業基盤強化を進める同小委員会の委員長を務めシンポジウム開催予定
第2回 AI先端技術 講演会(10/23@本学,オンライン)
 橋本崇史准教授1 が事務局(環境工学委員会 上下水道におけるIoT・ICT・AI活用小委員会主催)を務め、本日開催
第14回 CSJ化学フェスタ2024(10/22-24@都内)
 加藤隆史教授1 が実行委員会・委員長としてフェスタ開催中
 また領域代表として「水圏機能材料」新学術領域研究にてコラボレーション企画を開催
第27回日本水環境学会シンポジウム(9/11-13@岩手大)
 片山浩之教授1 が水中の健康関連微生物研究委員会の委員長としてセッション開催
環境科学会 2024年会(9/9-10@本学)
 栗栖太教授2 が水質スクリーニング分析の社会実装シンポジウムのオーガナイザー
第76回日本生物工学会大会(9/8-10@東工大)
 栗栖太教授2 が水処理技術に関するシンポジウムのオーガナイザー

1 水質制御技術・素材部門、2 水システム管理部門、3 国際水環境部門
2024/10/16
[プレスリリース] 下水サーベイランスに求められる適切な調査方法を明らかに―地域のより的確な新型コロナ感染状況の把握に向けて―(北島特任教授)

北島正章特任教授(国際下水疫学)、村上道夫 大阪大学教授らは、地域のCOVID-19(新型コロナ感染症)の感染状況を把握するために必要な下水サーベイランス(下水疫学)の調査方法を解析し、適切な調査方法に求められる条件を明らかにしました。

- 大阪大学 プレスリリース
- 大阪大学感染症総合教育研究拠点 プレスリリース