センター概要

パンフレット
(2024年5月版)
年報2021-2022年度版

本水環境工学研究センターは、2000年4月に「水環境制御研究センター」として設立以来、持続可能な水環境の実現という社会的課題に応えるため、微生物生態学などの基礎科学と水処理工学などの実学の融合・連携に基づく様々なアプローチで先端的水環境制御技術の開発研究を進めてきました。
2019年7月に、より幅広い分野の学内の水関連研究者との連携による研究教育推進体制の強化・拡充のため、水質制御技術・素材 部門、水システム管理 部門、国際水環境 部門の3部門体制となり、現センターへと改組いたしました。化学生命工学や社会基盤学を背景に持つ研究者との連携により、分野を超えた研究、教育活動を推進してきており、またアジアを中心に水分野の国際協力、人材育成、国際会議の開催などの活動も展開してきています。
また、2024年3月に設置された国際下水疫学 講座では、産学連携による開発技術の社会実装を目指して活動を進めております。
水環境工学研究の研究ハブを目指して、各種シンポジウムなどの開催をより活発に進めてまいります。是非お立ち寄りください。

News & Topics一覧を見る>

2024/07/26
[イベント] 第61回特別セミナー(Hadas Mamane教授 講演)

低所得地域や僻地への安全な水の供給に効果的な、UV発光ダイオードを利用した分散型水処理技術を研究・開発しているHadas Mamane教授(テルアヴィヴ大学)に、ウガンダやインドで実施したケーススタディも踏まえて講義をしていただけることになりました。ぜひご参加ください。セミナー詳細

2024/07/23
[イベント] 第60回特別セミナー(Joana Portugal Pereira教授 講演)

IPCC 第6次評価報告書(AR6)第3作業部会(WG3/気候変動の緩和)報告書の執筆者であるJoana Portugal Pereira教授に7月23日の午後に特別講義をしていただきました。セミナー詳細

2024/07/21
[研究業績] WET2024での口頭発表(Dr. Burzio)

Cecilia Burzio特任研究員が Water and Environment Technology Conference 2024 (WET2024)(7月20-21日、岡山大学)で口頭発表を行いました。前日に行われた、若手研究者組織 Japan-YWP による意見交換会にも参加し、水問題に関する様々な情報交換・交流を行う機会を得ました。

Cecilia Burzio, Yoshihiko KAWAGUCHI, Koji KOSAKA, Kazuhiro KOMATSU, Takashi HASHIMOTO, "Rapid Detection of Polycyclic Aromatic Hydrocarbons and Pesticides in River Water Using Fluorescence Spectroscopy"
2024/07/16
[イベント] ポストコロナ社会における下水サーベイランスの活用と全国展開に向けて(北島特任教授)

北島正章特任教授(国際下水疫学講座)は、「下水疫学」という新たな学問分野を開拓するとともに下水疫学調査の社会実装を通して感染症に強い社会の構築を目指しており、このたび実行委員長として当講演会を開催することになりました。講演会では、地方自治体と医療・保健衛生関係者による下水サーベイランスの活用事例などをご紹介いたします。ぜひご参加ください。

名 称:(一社)日本下水サーベイランス協会 第3回講演会
   「ポストコロナ社会における下水サーベイランスの活用と全国展開にむけて」
日 時:2024年8月2日(金) 9:30~12:00(予定)
会 場:TFTビル東館9階906研修室(ゆりかもめ東京ビッグサイト駅前)
参加費:無料
プログラム・参加申込・お問合せこちら をご覧ください。
2024/07/15
[研究業績] 北京師範大学他との共同研究による論文発行(滝沢教授)

北京師範大学Yu Yang教授、滝沢智教授(国際水環境部門)他による共同研究で、石油化学廃水中に存在するBTEXのナノ濾過膜上でのファウリング挙動を調査した論文が発行されました。

K. Gao, Y. Yang, A. Li, J. Pu, S. Takizawa, N.J.D. Graham, L. Hou (2024) Fouling behavior of BTEX in petrochemical wastewater treated by nanofiltration (NF), Journal of Hazardous Materials, 476, 135185.
https://doi.org/10.1016/j.jhazmat.2024.135185